『X-MEN』シリーズを観ようとして、「公開順」と「作中の時系列順」がバラバラで混乱した経験はありませんか。この記事では、シリーズ全14作品を時系列順(作中の年代設定順)に並べ、なぜ時系列がややこしくなるのか、そして時系列順と公開順のどちらで観るべきかを、2026年9月時点の配信状況とあわせて解説します。
『X-MEN』シリーズを時系列順で追うと、1962年の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』から始まり、2014年公開の『X-MEN:フューチャー&パスト』で歴史が改変されたあとは「未来改変前」と「未来改変後」の2つのタイムラインに分岐し、最終的に2029年の『LOGAN/ローガン』まで続きます。ただし初めて観るなら公開順がおすすめです。全14作品は2026年9月時点でDisney+なら見放題ですべて視聴できます。
『X-MEN』シリーズを時系列順(作中の時代設定順)で並べると?
『X-MEN』シリーズは、作品によって作中の時代設定が公開年と一致しません。さらに『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年公開)の中で過去に干渉して歴史そのものが書き換えられるため、それ以降は「未来改変前」「未来改変後」という2つのタイムラインに分かれます。まずは両ルートに共通する前半部分から見ていきましょう。
両ルート共通:シリーズの起点
| 時代設定 | 作品 | 公開年 |
|---|---|---|
| 紀元前3600年(冒頭のみ) | X-MEN:アポカリプス | 2016年 |
| 1962年頃 | X-MEN:ファースト・ジェネレーション | 2011年 |
| 1973年頃 | X-MEN:フューチャー&パスト(過去パート) | 2014年 |
未来改変前ルート(旧タイムライン)
『フューチャー&パスト』で歴史が書き換えられる前の、2011年公開作より前に作られていた旧シリーズの時系列です。
| 時代設定 | 作品 | 公開年 |
|---|---|---|
| 1981年頃 | ウルヴァリン:X-MEN ZERO | 2009年 |
| 2000年頃 | X-MEN | 2000年 |
| 2003年頃 | X-MEN2 | 2003年 |
| 2006年頃 | X-MEN:ファイナル ディシジョン | 2006年 |
| 2013年頃 | ウルヴァリン:SAMURAI | 2013年 |
| 2023年(改変直前) | X-MEN:フューチャー&パスト(未来パート) | 2014年 |
未来改変後ルート(現行タイムライン)
『フューチャー&パスト』以降に公開された作品群は、書き換えられた後の歴史を舞台にしています。現在のシリーズはこちらが正史です。
| 時代設定 | 作品 | 公開年 |
|---|---|---|
| 1983年頃 | X-MEN:アポカリプス(本編) | 2016年 |
| 1990年代 | X-MEN:ダーク・フェニックス | 2019年 |
| 2016年 | デッドプール | 2016年 |
| 2018年 | デッドプール2 | 2018年 |
| 2029年 | LOGAN/ローガン | 2017年 |
なお『デッドプール&ウルヴァリン』(2024年)は、マルチバース(並行世界)を扱う特殊な立ち位置の作品で、単純にどちらのタイムラインにも組み込めません。『ニュー・ミュータント』(2020年)も独立性の高いスピンオフで、明確な時代設定が描かれていないため、あわせて番外編として後述の「あらすじ」で紹介します。
なぜ『X-MEN』の時系列はややこしいのか?『フューチャー&パスト』で未来が変わる
『X-MEN』シリーズが複雑に感じられる最大の理由は、2014年公開の『X-MEN:フューチャー&パスト』の中で、主人公たちが1973年へタイムトラベルして過去の出来事を変えてしまう点にあります。この結果、2006年の『X-MEN:ファイナル ディシジョン』までの暗い未来(荒廃した2023年)は回避され、それ以降のシリーズは新しい歴史(1983年の『アポカリプス』以降)を舞台に展開されるようになりました。
つまり「2000年の『X-MEN』」と「2016年の『X-MEN:アポカリプス』」は、公開年こそ後者が新しいものの、作中の歴史としては別のタイムラインの出来事として扱われているのです。この構造を知らずに時系列順だけで観ようとすると、キャラクターの年齢や関係性に矛盾を感じてしまうことがあります。
なお『X-MEN』はもともと20世紀フォックスが製作していたシリーズで、同じマーベル・コミック原作でも「アベンジャーズ」などのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とは長らく別の映画世界として展開されてきました。ディズニーによる買収後に少しずつMCUとの接点が描かれ始めていますが、本記事で扱う14作品の時点では基本的に独立したシリーズです。MCU作品の見る順番が気になる方は、あわせて以下の記事も参考にしてください。

結局、時系列順と公開順どちらで観るべき?
初めて観るなら公開順がおすすめな理由
初めて『X-MEN』シリーズに触れるなら、公開順で観るのがおすすめです。公開順であれば、映画の撮影技術や演出のトーンが自然な流れで変化していきますし、何より制作陣が「観客がどの順で観るか」を前提にストーリーや伏線を組み立てているため、驚きや伏線回収を一番自然に楽しめます。時系列順にいきなり挑戦すると、後年に判明する設定を先に知ってしまい、公開順で観た時の驚きが薄れてしまうこともあります。
2周目・世界観を整理したい人向けの時系列ルート
一通り観終えたあとに、キャラクターの人生や世界の歴史を時系列で追い直したい場合は、前のセクションで紹介した時系列順がおすすめです。特に「未来改変前」と「未来改変後」を意識しながら観ると、同じキャラクターが違う運命をたどる構造の面白さがより深く理解できます。
時系列順・『X-MEN』シリーズ全14作品のあらすじ
ここでは代表的な14作品を、観る際にわかりやすい公開順で簡単に紹介します(各作品の時系列上の位置づけは前のセクションを参照してください)。
『X-MEN』(2000年)
ミュータント(突然変異能力者)と人間が対立する近未来を舞台に、プロフェッサーXが率いるX-MENが人類との共存を目指す姿を描いたシリーズ第1作。ウルヴァリンの記憶を失った過去や、ミュータント同士の思想対立が物語の軸になります。
『X-MEN2』(2003年)
ミュータント排斥を掲げる軍関係者が学園を襲撃する事件をきっかけに、X-MENと敵対勢力マグニートーが一時的に手を組む展開が描かれます。シリーズ屈指の評価を得た続編です。
『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006年)
ミュータント能力を消す「治療薬」の登場をめぐり、X-MENと仲間たちの選択が問われる三部作の完結編。オリジナル・トリロジーとしてはこの作品でひと区切りとなります。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)
ウルヴァリンの過去に焦点を当てたスピンオフ第1弾。骨格を特殊金属アダマンチウムで覆う実験を受ける経緯など、本編では語られなかった前日譚が描かれます。
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011年)
1962年、プロフェッサーXとマグニートーがまだ友人だった時代を描く、シリーズ全体の起点となる作品。若きキャストへの一新でシリーズが再始動しました。
『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年)
舞台を日本に移し、不老不死になったウルヴァリンが人間として死を望むほどの苦悩と向き合う一作。アクションよりも人間ドラマに比重を置いた作風が特徴です。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)
荒廃した未来から1973年へ意識を送り込み、歴史を変えることで破滅的な未来を回避しようとする物語。オリジナル・キャストとファースト・ジェネレーションのキャストが共演する、シリーズの転換点となる作品です。
『デッドプール』(2016年)
下品なジョークと第四の壁を破る語り口が話題になった、X-MENシリーズの中でも異色のR指定アクション。傭兵ウェイド・ウィルソンが実験によって特殊な再生能力を得る経緯が描かれます。
『X-MEN:アポカリプス』(2016年)
史上最古にして最強のミュータント「アポカリプス」が目覚め、世界の秩序を作り変えようとする脅威にX-MENが立ち向かいます。ファースト・ジェネレーション三部作の完結編です。
『LOGAN/ローガン』(2017年)
2029年、老いと能力の衰えに直面したウルヴァリンが、自分に似た能力を持つ少女との旅を通じて人生の意味を見つめ直す物語。シリアスな人間ドラマとして高い評価を得た作品です。
『デッドプール2』(2018年)
大切な人を失ったウェイドが、未来から来た兵士ケーブルと対峙しながら、少年ミュータントを守るために新たなチームを結成していく続編です。
『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2019年)
ジーン・グレイが宇宙由来の力を取り込んだことで人格が変貌し、X-MENと敵対してしまう「ダーク・フェニックス・サーガ」を映画化。ファースト・ジェネレーションシリーズの実質的な最終章です。
『ニュー・ミュータント』(2020年)
謎の施設に隔離された若いミュータントたちが、自分の能力と向き合うホラー色の強いスピンオフ。本編シリーズとの直接的な時系列上のつながりは薄い独立作品です。
『デッドプール&ウルヴァリン』(2024年)
マルチバース(並行世界)を管理する組織が絡む中、デッドプールとウルヴァリンが共闘するシリーズ最新作。フォックス版X-MENシリーズの集大成的な位置づけとしても話題になりました。
『X-MEN』シリーズは今どこで配信されている?(2026年9月時点)
Disney+なら全14作品が見放題
2026年9月時点で、『X-MEN』シリーズを一気見したいならDisney+が最もおすすめです。20世紀スタジオ(旧20世紀フォックス)作品の配信権がディズニープラスに集約されているため、時系列順・公開順どちらで観る場合でも、追加のレンタル料金なしで全14作品を視聴できます。編集部でも2026年9月24日にディズニープラス公式サイトおよび主要VODの作品ページを実際に確認し、配信状況に変更がないことを確かめています。
| プラン | 月額(税込) | 年額(税込) |
|---|---|---|
| スタンダード | 1,250円 | 12,500円 |
| プレミアム | 1,670円 | 16,700円 |
※料金は2026年9月時点でDisney+公式サイトに掲載されている税込価格です。プランの詳細や最新料金は公式サイトでご確認ください。
もっとお得にDisney+を始める方法を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

レンタル・購入で観られるサービス
Disney+に加入しなくても、一部の作品は単品レンタル・購入で視聴できるサービスがあります。作品によって取り扱いが異なるため、目当ての1作品だけ観たい場合はレンタルも選択肢になります。
| サービス | 配信形態 | 備考 |
|---|---|---|
![]() | 見放題 | 全14作品対応 |
![]() | 単品レンタル | 作品ごとに300〜480円程度 |
![]() | 単品レンタル | 主要作品440円前後 |
![]() | 単品レンタル | 主要作品330円前後 |
![]() | 単品レンタル | 主要作品440円前後 |
![]() | 単品レンタル | 一部作品のみ対応(220円前後) |
![]() | DVD宅配レンタル | 旧作DVDとして取り扱いあり |
レンタル料金は作品や時期によって変動するため、あくまで目安としてご覧ください。正確な最新価格は各サービスの作品ページでご確認ください。

「そもそもなぜU-NEXTで観られないのか」が気になる方は、こちらの記事で詳しく解説しています。


よくある質問
- 『X-MEN』シリーズは時系列順と公開順、どちらで観るべきですか?
-
初めて観るなら公開順がおすすめです。制作側が公開順に観られることを前提にストーリーを組み立てているため、伏線や演出の意図が最も自然に伝わります。時系列順は、一通り観終えたあとに世界観を整理したい人向けです。
- 『X-MEN』シリーズは全部で何作品ありますか?
-
2026年9月時点で、実写映画は本編・スピンオフ合わせて全14作品です。これにテレビドラマ『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』やアニメシリーズ『X-Men ’97』などの関連作品もありますが、本記事では映画シリーズのみを対象にしています。
- NetflixやU-NEXTで『X-MEN』は見られますか?
-
2026年9月時点では、Netflix・U-NEXTともに取り扱いがありません。20世紀スタジオ作品の配信権がディズニープラスに集約されているためです。全作品を視聴したい場合はディズニープラスをご利用ください。
- 時系列がややこしいと感じたら何から観ればいいですか?
-
まずは2000年公開の『X-MEN』から公開順に観るのが一番シンプルです。『X-MEN:フューチャー&パスト』まで観たあとに、この記事の時系列表を見返すと、未来改変前・後の分岐が理解しやすくなります。
まとめ
『X-MEN』シリーズは、2014年公開の『X-MEN:フューチャー&パスト』で歴史が改変されることにより、「未来改変前」と「未来改変後」という2つのタイムラインに分岐する複雑な構造を持っています。初めて観るなら公開順、世界観を整理したいなら時系列順がおすすめです。2026年9月時点では、Disney+に加入すれば全14作品を見放題で楽しめます。まずは1作目の『X-MEN』から、あるいは気になる時代の作品から観始めてみてください。












