「姥捨山」を描いた映画一覧|配信状況まとめ

「姥捨山(うばすてやま)」という言葉から連想する映画といえば、真っ先に名前が挙がるのが『楢山節考』です。ただし『楢山節考』には1958年版と1983年版の2本があり、さらに同じ題材を扱った『デンデラ』、現代版の”姥捨て山”として語られる『PLAN 75』も存在します。この記事では、姥捨山をテーマにした代表的な映画4作品について、2026年9月時点でどの動画配信サービスで観られるかをまとめて紹介します。

結論

姥捨山を題材にした代表的な映画は「楢山節考(1958年版・木下惠介監督)」「楢山節考(1983年版・今村昌平監督/カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞)」「デンデラ(2011年・天願大介監督)」「PLAN 75(2022年・早川千絵監督)」の4作品です。もっとも観やすいのはU-NEXTで見放題配信中の楢山節考(1983年版)とPLAN 75で、Amazon Prime Videoではレンタル・見放題を含め4作品すべてに何らかの形でアクセスできます(2026年9月18日時点)。

目次

姥捨山を題材にした映画は主に4作品|配信状況早見表

まずは4作品それぞれの配信状況を一覧で比較します。同じサービス内でも見放題・レンタル・購入で条件が異なるため、詳しくは各作品の見出しで解説します。

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作品公開年もっとも手軽な視聴方法
楢山節考(1958年版)1958年Amazon Prime Videoでレンタル(¥330)
楢山節考(1983年版)1983年U-NEXTで見放題
デンデラ2011年Amazon Prime Videoで見放題(登録から30日間無料)
PLAN 752022年Amazon Prime Video / Hulu / U-NEXT / DMM TVなど複数サービスで見放題

配信状況は各サービスの契約状況によって変動します。見放題・レンタルの区分や料金は執筆時点の公式サイト情報に基づいており、最新の条件は各サービスの公式ページでご確認ください。

「姥捨山」とは?映画の題材になった伝説を簡単に解説

姥捨山とは、口減らしのために高齢者を山に置き去りにしたとされる説話・伝説の総称です。実際にそうした風習が制度として存在したことを示す確実な史料は乏しく、民話や口承として各地に伝わってきたものとされています。この伝説を文学として結実させたのが、深沢七郎の小説『楢山節考』です。70歳になると「楢山まいり」と呼ばれるしきたりに従い山に捨てられる架空の村を舞台に、老いと家族の情愛を描いた作品で、映画化は1958年・1983年の2度行われました。

その後、佐藤友哉の小説を原作とする『デンデラ』は、山に捨てられた後も生き延びた老女たちの姿を描くという発展形の物語として登場します。さらに2022年公開の『PLAN 75』は、姥捨山そのものを描いてはいないものの、高齢者が自らの意思で死を選べる制度を扱った近未来劇として「現代版の姥捨て山」と評されています。

『楢山節考』(1958年版)の配信状況とあらすじ

1958年に松竹で製作された『楢山節考』は、木下惠介監督・田中絹代主演による最初の映画化作品です。70歳になると楢山まいりの掟がある山奥の村で、69歳になるおりん(田中絹代)と息子・辰平(高橋貞二)を中心に物語が展開します。歌舞伎の様式美を取り入れ、定式幕や長唄・浄瑠璃を全編に使用したオールセット撮影が特徴で、第32回キネマ旬報ベスト・テン第1位、木下惠介監督賞、田中絹代の女優賞を受賞しています。

項目内容
公開年1958年6月
監督木下惠介
主演田中絹代、高橋貞二
原作深沢七郎『楢山節考』

2026年9月18日時点で確認できた配信状況は次のとおりです。見放題配信は確認できず、レンタル・購入のみとなっています。

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サービス配信形態料金
Amazon Prime Videoレンタル¥330
Apple TV購入¥2,100
ひかりTVビデオレンタル公式サイトで要確認

Amazon Prime Videoでは、Prime会員でなくてもレンタル・購入自体は可能です。Prime会員特典を使ってお得に視聴したい場合は、事前に登録方法を確認しておくとスムーズです。

『楢山節考』(1983年版・カンヌ受賞)の配信状況とあらすじ

1983年公開の『楢山節考』は、今村昌平監督・緒形拳/坂本スミ子主演によるリメイク版です。深沢七郎の『楢山節考』『東北の神武たち』を原作とし、長野県小谷村の廃村でオールロケーション撮影されました。第36回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したほか、第7回日本アカデミー賞で最優秀作品賞・最優秀主演男優賞・最優秀録音賞を受賞しています。

項目内容
公開年1983年4月
監督今村昌平
主演緒形拳、坂本スミ子
主な受賞カンヌ国際映画祭パルム・ドール、日本アカデミー賞最優秀作品賞 ほか

2026年9月18日時点では、U-NEXTとWOWOWオンデマンドで見放題配信されています。手早く1本だけ観たい場合はAmazon Prime Videoのレンタルも選択肢になります。

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サービス配信形態料金
U-NEXT見放題月額2,189円(税込)〜
WOWOWオンデマンド見放題月額2,530円(税込)〜
Amazon Prime Videoレンタル¥330
Apple TV購入¥2,100
U-NEXTでは会員登録をすると見放題作品として『楢山節考』(1983年版)が視聴できます。パルム・ドール受賞作を追加料金なしで観られるのは大きなメリットです。

『デンデラ』の配信状況とあらすじ

2011年公開の『デンデラ』は、佐藤友哉の同名小説を原作に天願大介監督が映画化した作品です。姥捨山伝説を題材にしながらも、山に捨てられて死んだと思われていた老女50人が、過酷な自然環境の中で懸命に生き延びていく姿を描いています。『楢山節考』が「捨てられるまで」を描いたのに対し、『デンデラ』は「捨てられた後」を描く発展形の物語といえます。

項目内容
公開年2011年
監督天願大介
原作佐藤友哉『デンデラ』

2026年9月18日時点では、Amazon Prime Videoで見放題配信されています(登録から30日間は無料)。ほかにApple TVでのレンタル・購入、FODでのレンタルにも対応しています。

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サービス配信形態料金
Amazon Prime Video見放題30日間無料、以降月額990円(広告つきプランは月額600円)
FODレンタル¥330
Apple TVレンタル/購入¥440(レンタル) / ¥1,100(購入)

『PLAN 75』(現代版の”姥捨山”)の配信状況とあらすじ

2022年公開の『PLAN 75』は、早川千絵監督・倍賞千恵子主演による作品です。75歳以上が自らの意思で「プラン75」という制度を利用して死を選べる近未来の日本を舞台に、制度に翻弄される人々の姿を描いています。姥捨山そのものを扱った作品ではありませんが、高齢者を社会からどう扱うかというテーマの現代的な変奏として「現代版の姥捨て山」と評されることがあります。2022年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でカメラ・ドール特別表彰を受け、第46回日本アカデミー賞では最優秀脚本賞・最優秀主演女優賞を受賞しました。

項目内容
公開年2022年
監督早川千絵
主演倍賞千恵子
主な受賞カンヌ国際映画祭カメラ・ドール特別表彰、日本アカデミー賞最優秀脚本賞 ほか

2026年9月18日時点では、4作品の中でもっとも幅広いサービスで見放題配信されています。すでに契約しているサービスがあれば、追加費用なしで視聴できる可能性が高い作品です。

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サービス配信形態料金
Amazon Prime Video見放題月額600円〜
Hulu見放題月額1,026円〜
U-NEXT見放題月額2,189円〜
DMM TV見放題月額550円〜
TELASA見放題月額990円〜
WOWOWオンデマンド見放題月額2,530円〜
FODレンタル¥550

どの作品から観るべき?選び方

4作品はテーマこそ共通していますが、描いている時代・切り口はそれぞれ異なります。どれから観るか迷ったら、以下を目安にしてください。

  • まず原点を押さえたい人:『楢山節考』(1983年版)。カンヌでの評価も高く、今も見放題で観やすいのが魅力です。
  • 様式美・古典的な映画表現に興味がある人:『楢山節考』(1958年版)。歌舞伎の演出手法を取り入れた独特の映像美が見どころです。
  • 「捨てられた後」の物語まで観たい人:『デンデラ』。姥捨山伝説の先を描くサバイバル劇として楽しめます。
  • 現代社会の視点から考えたい人:『PLAN 75』。姥捨山を直接描いた作品ではありませんが、高齢化社会の今だからこそ響くテーマです。

よくある質問

『楢山節考』は1958年版と1983年版のどちらを観ればいいですか?

どちらも深沢七郎の同じ原作を基にしていますが、演出のアプローチが大きく異なります。歌舞伎の様式美を取り入れた1958年版か、オールロケーションでリアルに描いた1983年版か、好みに応じて選んでください。2026年9月18日時点では1983年版の方が見放題配信サービスが多く、視聴のハードルは低めです。

『楢山節考』はNetflixで観られますか?

2026年9月18日時点で編集部が確認した配信サービス一覧の中に、1958年版・1983年版いずれもNetflixは含まれていませんでした。見放題で観たい場合はU-NEXTまたはWOWOWオンデマンド、手軽に1本だけ観たい場合はAmazon Prime Videoのレンタルをご利用ください。

『デンデラ』と『楢山節考』はどちらから観るべきですか?

時系列としては『楢山節考』が姥捨てに至るまでを描き、『デンデラ』はその後の物語という位置づけです。原典から順番に観たい場合は『楢山節考』から、サバイバル劇として楽しみたい場合は『デンデラ』から観ても問題ありません。

『PLAN 75』は姥捨山を題材にした映画ですか?

『PLAN 75』自体は姥捨山伝説を直接描いた作品ではなく、高齢者が自らの意思で死を選べる制度を扱った近未来劇です。ただし、高齢者を社会がどう扱うかというテーマの共通性から「現代版の姥捨て山」と評されることがあり、姥捨山というテーマに関心がある方にはあわせておすすめできる作品です。

この記事を書いた人

VOD TIMES 編集部のアバター VOD TIMES 編集部 VOD情報メディア「VOD TIMES」編集部

VOD TIMES 編集部は、動画配信サービス(VOD)専門の情報メディアです。
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掲載情報は公式発表・作品公式サイトを一次情報として確認したうえで、可能な限り最新の状態に保っています。