Amazonプライムの会費を経費にしたい、あるいはインボイス制度への対応で適格請求書が必要になった。そんな理由で「アマゾンプライムの会費に消費税はかかっているのか」と気になって検索した方は多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、アマゾンプライムの会費は消費税の課税対象で、表示されている金額はすでに税込です。この記事では、消費税がかかる理由から、適格請求書(インボイス)の取得方法、個人事業主が経費にする場合の勘定科目・仕訳例まで、2026年9月時点の情報でまとめて解説します。
- アマゾンプライムの会費は消費税の課税対象で、表示価格(月額600円・年額5,900円)はすでに消費税(標準税率10%)を含む税込価格です
- 2023年10月からアマゾンジャパン合同会社は適格請求書発行事業者として登録済み(登録番号T3040001028447)で、注文履歴から適格請求書(インボイス)をダウンロードできます
- 個人事業主やフリーランスが業務用途で使っている場合は、勘定科目「諸会費」などで経費計上できます。私用と混在する場合は利用比率での家事按分が必要です
アマゾンプライムの会費に消費税はかかる?結論を先に解説
アマゾンプライムの会費は、消費税の課税対象です。会費を支払うことで「お急ぎ便」や「Prime Video」といった会員特典の提供を受けられる、いわゆる対価性のある役務提供にあたるためです。クレジットカードの年会費など、他のサブスクリプション型のサービスと同じ扱いになります。
ここで押さえておきたいのが、Amazonの会費表示はすべて「税込」だという点です。月額600円・年額5,900円といった金額は、すでに消費税分が含まれた総額表示になっています。請求書や領収書を見て「消費税額の記載が見当たらない」と不安になる方もいますが、税額が別枠で表示されていないだけで、消費税が課税されていないわけではありません。
なお、無料体験期間中は会費そのものが発生しないため、当然ながら消費税もかかりません。「無料体験中に消費税だけ請求された」というようなケースは通常起こらないので、身に覚えのない請求を見つけた場合は、無料体験の期間や解約タイミングを勘違いしていないか確認しておくと安心です。まだ会員登録がお済みでない方は、無料体験の期間中に会費や請求のタイミングを実際に確認してみるのもおすすめです。


アマゾンプライムの現在の会費(税込)はいくら?
2026年9月時点でのアマゾンプライムの会費(税込)は以下のとおりです。会費は2023年8月24日に改定されて以降、2026年9月時点まで据え置かれています。
| プラン | 月額(税込) | 年額(税込) |
|---|---|---|
| 通常プラン | 600円 | 5,900円 |
| Prime Student(学生プラン) | 300円 | 2,950円 |
月間プラン・年間プランの料金
通常プランは月間契約で600円(税込)、年間一括契約で5,900円(税込)です。年間契約にすると月換算で約492円になるため、Amazonプライムを1年以上継続する予定であれば年間契約のほうがお得になります。
学生プラン(Prime Student)の料金
学生の方向けのPrime Studentは、月額300円(税込)・年額2,950円(税込)で、通常プランのおよそ半額です。こちらも通常プランと同様に消費税の課税対象で、表示額は税込です。無料体験期間が6ヶ月間と長めに設定されているのも特徴です。
広告なしオプションを追加した場合の料金
2025年4月8日からPrime Videoに広告が導入されており、広告を非表示にしたい場合は通常プランに加えて月額390円(税込)の追加料金が必要です。この追加オプション分も会費と同様に消費税の課税対象になります。動画視聴を広告なしで楽しみたい方は、通常の会費に390円をプラスした金額が実質的な月額負担になる点を押さえておきましょう。
過去の値上げ履歴(2023年8月改定)
現在の会費は、2023年8月24日の改定によるものです。改定前は月額500円・年額4,900円でしたが、月額600円・年額5,900円に値上げされました。既存の会員については2023年9月24日以降の請求分から新料金が適用されています。Prime Studentも同時期に月額250円→300円、年額2,450円→2,950円へと値上げされました(AV Watch「Amazonプライム年会費1000円値上げの5900円に」)。
値上げのタイミングで請求額が急に変わったことに気づかず、「なぜかいつもと違う金額が引き落とされている」と戸惑う方も少なくありません。明細を見て見慣れない金額になっていた場合は、値上げや広告なしオプションの追加など、心当たりがないか確認してみてください。


消費税の内訳を確認する方法(インボイス制度・適格請求書)
2023年10月からインボイス制度(適格請求書等保存方式)が始まったことで、事業用にAmazonプライムを利用している方は、消費税の仕入税額控除を受けるために適格請求書(インボイス)の保存が必要になりました。ここでは、Amazon側の登録状況と、実際に適格請求書を取得する手順を解説します。
Amazonの適格請求書発行事業者登録番号
アマゾンジャパン合同会社は、インボイス制度が始まった2023年10月1日付けで適格請求書発行事業者として登録されています。登録番号は「T3040001028447」で、2026年9月時点でも取消・失効の記載はなく有効な登録状態です。この登録番号は、Amazonが発行する支払い明細書(適格請求書)にも記載されています。登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトで誰でも確認できます。
適格請求書(インボイス)の取得手順
アマゾンプライムの会費は、通常の商品購入とは違って注文履歴に表示されないことがあるため、以下の手順で検索して探す必要があります。
Amazon公式サイトにログインし、「アカウントサービス」から注文履歴のページに進みます。
注文履歴の検索欄に「プライム会費」または「Prime」と入力します。通常の商品購入履歴には表示されないため、キーワード検索での絞り込みが必要です。
インボイスが必要な支払日・金額の行を見つけ、「注文の詳細」を選択します。
画面の「領収書等」メニューから「支払い明細書」を選ぶと、適格請求書として使えるPDFが表示されます。ダウンロードして保存しておきましょう。
スマートフォンのアプリからだとうまく表示できないケースもあるため、うまくいかない場合はパソコンのブラウザから試してみてください。また、支払い明細書を確認するついでに、同じ月に会費が2回請求されていないかもチェックしておくと安心です。
個人事業主・フリーランスが会費を経費にする場合の注意点
個人事業主やフリーランスの方の中には、Amazonプライムの会費を経費にできるか気になっている方も多いはずです。ここでは経費にできるかどうかの判断基準と、勘定科目・仕訳例を紹介します。
経費にできるかどうかの判断基準
経費にできるかどうかは、業務との関連性で判断します。たとえば、事務用品や機材をよくAmazonでお急ぎ便を使って購入している、仕事の参考資料として動画コンテンツを活用している、Amazon Photosを業務データの保存に使っているといったケースでは、業務利用として経費計上が可能です。反対に、まったくの私用でしか使っていない場合は経費にはできません。
家事按分の考え方
業務利用と私用が混在している場合は、実際の利用比率に応じて按分するのが基本的な考え方です。たとえば業務利用が40%、私用が60%程度だと判断できるなら、年会費5,900円のうち2,360円を経費、残りの3,540円を事業主貸として処理する、といった形になります。按分の割合に絶対的な正解はないため、契約内容や実際の使い方を記録しておき、税務調査などで説明できるようにしておくことが大切です。
勘定科目・仕訳例
Amazonプライムの会費でよく使われる勘定科目は「諸会費」です。用途によっては「通信費」や「新聞図書費」で処理している例もあるため、他の経費との整合性を見て自分の事業に合った科目を選んでみてください。
| ケース | 仕訳例(年会費5,900円の場合) |
|---|---|
| 100%業務利用 | 借方:諸会費(課税仕入)5,900円 / 貸方:普通預金(不課税)5,900円 |
| 私用のみ | 借方:事業主貸5,900円 / 貸方:クレジットカード5,900円 |
なお、Amazonプライムを業務ではまったく使っていない、あるいは動画配信の視聴頻度が下がってきたという場合は、経費にこだわらず契約自体を見直すのも一つの手です。


よくある質問(FAQ)
- 学生プラン(Prime Student)の会費にも消費税はかかりますか?
-
はい、Prime Studentの会費(月額300円・年額2,950円)も通常プランと同様に消費税の課税対象で、表示額はすでに税込です。
- 家族会員(Amazonプライムの家族会員招待)にも消費税はかかりますか?
-
家族会員として追加の料金が発生する場合、通常の会費と同様に消費税の課税対象になります。招待の条件や追加費用の有無は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトの案内を確認しておくと安心です。
- Prime Videoの視聴用途だけでも会費を経費にできますか?
-
Prime Videoの視聴が業務(取材・レビュー執筆・映像制作の参考資料など)に直接関係しているなら経費にできる可能性があります。単なる私的な娯楽としての視聴であれば経費にはできません。業務利用と私的利用が混ざる場合は、利用実態に応じた家事按分が必要です。
- アマゾンプライムの消費税率は何%ですか?
-
標準税率の10%が適用されます。消費税の軽減税率(8%)は食品(酒類・外食を除く)と新聞の定期購読にのみ適用されるもので、Amazonプライムの会費のような役務提供のサービスは軽減税率の対象外です(詳細は国税庁「消費税および地方消費税の税率」を参照)。
まとめ
アマゾンプライムの会費は消費税の課税対象で、月額600円・年額5,900円(2026年9月時点)といった表示価格はすでに税込です。インボイス制度に対応するために適格請求書が必要な場合は、注文履歴を「プライム会費」で検索し、支払い明細書をダウンロードすれば入手できます。個人事業主やフリーランスの方で業務利用の実態があるなら、勘定科目「諸会費」などで経費計上できますが、私用と混在する場合は利用比率での家事按分を忘れないようにしましょう。



本記事は2026年9月時点の情報です。編集部が国税庁の公表情報とAmazon公式の会費表示を突き合わせて確認したうえでまとめています。会費・税率・インボイス制度の取り扱いは変更になる場合がありますので、最新の内容は公式サイトでご確認ください。