映画『THE GUILTY/ギルティ』ネタバレ|結末を解説

『THE GUILTY/ギルティ』の結末やどんでん返しの真相が気になって検索した方も多いのではないでしょうか。緊急通報指令室のオペレーターが電話の音声だけを頼りに事件解決に奔走する、一室完結型のデンマーク産サスペンス映画です。この記事では、結末・どんでん返しの真相をネタバレありで詳しく解説します。なお「ギルティ」というタイトルの映画には2018年のデンマーク版と2021年のアメリカ・リメイク版があり、本記事は2018年デンマーク版を中心に扱います。

📌 結論(2026年8月時点)
  • 誘拐犯だと思われていた元夫ミケルは、実は精神を病んだ妻イーベンを保護しようとしていただけでした
  • 本当に息子オリバーを手にかけていたのはイーベン自身であり、電話をかけてきたイーベンこそが「罪」を抱えた張本人でした
  • 主人公アスガー自身もかつて職務中に若者を死なせた過去を抱えており、事件を通じて自らの罪と向き合います
  • 2026年8月時点、U-NEXT・Amazon Prime Video・Huluで見放題配信中です(FOD・TSUTAYA DISCASでもレンタル可能)
目次

『THE GUILTY/ギルティ』とは(2018年版・2021年リメイク版の違い)

まずは作品の基本情報を確認しておきましょう。「ギルティ」というタイトルの映画は2作品存在するため、混同しないよう整理します。

2018年デンマーク版(本記事で解説)2021年アメリカ・リメイク版
原題Den skyldigeThe Guilty
公開現地2018年6月14日/日本2019年2月22日現地2021年9月24日/Netflix配信2021年10月1日
上映時間85分91分
監督グスタフ・モーラーアントワーン・フークア
主演ヤコブ・セーダーグレンジェイク・ギレンホール
主な配信元U-NEXT・Amazon Prime Video・Hulu等Netflix

Wikipediaによると、2018年デンマーク版は2018年サンダンス映画祭のワールド・シネマ・ドラマティック・コンペティション部門で上映され、第91回アカデミー賞外国語映画賞のデンマーク代表として最終選考9作品に選出された話題作です。2021年版は同作のハリウッド・リメイクで、ジェイク・ギレンホールが主演し、監督にはアントワーン・フークアが起用されています。

「ギルティ 映画」で検索すると、Netflixのジェイク・ギレンホール版の情報も一緒に出てくるので混同しやすいんですよね。この記事はオリジナルの2018年デンマーク版をメインに解説しますが、リメイク版との違いも後半でまとめているので、両方気になる方はそちらもチェックしてみてください。

あらすじ(ネタバレなし)

緊急通報指令室のオペレーターとして働くアスガーは、ある事件をきっかけに警察官として現場に立てなくなった過去を持っています。裁判を翌日に控えたある夜、「誘拐されている」という女性からの通報を受けたアスガーは、電話越しに聞こえる声と物音だけを頼りに、彼女を救うため奔走します。舞台は指令室内のみ、電話の音声だけで進行する一室完結型のサスペンスです。

ここから先はネタバレを含みます。まだ視聴前で結末だけ先に知りたい方は、次の見出しまで読み飛ばしていただいても大丈夫です。

【ネタバレ】結末・あらすじを徹底解説

起:イーベンからの通報

緊急通報指令室のオペレーター、アスガー・ホルムは、イーベンという女性からの電話を受けます。彼女は「白いバンで連れ去られている」と訴え、アスガーは彼女が子供を自宅に残したまま連れ去られたことを察知します。アスガーは元々警察官でしたが、現在は何らかの理由で指令室勤務に回されており、この通報をきっかけに自ら事件の真相を追い始めます。

承:追跡の失敗と娘マチルドの証言

警察による白いバンの追跡は失敗に終わります。焦ったアスガーが独断でイーベンの自宅に電話をかけると、6歳の娘マチルドが応答し、「父親のミケルがナイフを持って母親を連れ去った」と説明します。この証言により、アスガーはイーベンの元夫ミケルが誘拐犯だと確信し、事件解決に向けて突き進んでいきます。

転:どんでん返し―真の犯人はイーベンだった

物語終盤、衝撃の真実が明らかになります。実はミケルはイーベンを誘拐していたのではなく、精神を病んだ彼女を心配し、精神科病院へ連れていこうとしていただけでした。そしてイーベンが「誘拐された」と話していたのは、彼女自身の虚偽の訴えだったのです。

さらに衝撃的なのは、幼い息子オリバーの安否です。警察が自宅を捜索した結果、オリバーは既に死亡していたことが判明します。イーベンは精神的な問題から「お腹の中にヘビがいる」という幻覚に苦しむオリバーを助けようとして、ナイフで彼の腹部を切ってしまっていたのでした。誘拐犯だと思われていたミケルではなく、母親であるイーベン自身が息子を死なせてしまっていたという、痛ましい真相が明らかになります。

結:アスガー自身の罪との対峙

アスガー自身にも隠された過去があります。彼はかつて警察官として職務中に19歳の若者を死なせており、その行為が正当防衛だったかどうかが翌日の裁判で争われる予定でした。アスガーは事件の真相と向き合う中で、自分自身の罪からも目を背けられなくなっていきます。

自殺を図ろうとするイーベンに対し、アスガーは自らの罪を告白し、彼女を説得します。イーベンは思いとどまり、警察に保護されます。すべてを告白したアスガーは、何かが吹っ切れたような表情で指令室を後にし、電話をかけようとするところで物語は幕を閉じます。

このタイトル「THE GUILTY(有罪)」が指しているのは、当初疑われていたミケルではなく、イーベンであり、そしてアスガー自身でもあるという多層的などんでん返しになっているんですよね。誰か一人の「罪」ではなく、複数の登場人物がそれぞれの罪と向き合う構成が、この映画が高く評価されている理由だと編集部では捉えています。

どんでん返しの伏線・考察

本作は電話の音声だけで進行するため、映像的なヒントがほとんどありません。それでも見返すと、序盤のアスガーの苛立った態度や、通信指令室での上司とのやり取りの端々に、彼自身が「裁判を控えている」ことを匂わせる違和感のある会話が挿入されています。また、イーベンの話し方が終始不安定で要領を得ないことも、単なる被害者の動揺ではなく、精神的な不調を示す伏線だったと捉えることができます。

タイトルの「GUILTY(有罪)」は単数形で示されていますが、実際には複数の登場人物が何らかの「罪」を抱えているという構造そのものが、この映画最大の仕掛けだと言えるでしょう。

キャスト・登場人物

  • アスガー・ホルム(演:ヤコブ・セーダーグレン):緊急通報指令室のオペレーター。元警察官で、過去の事件により現場を離れている
  • イーベン:アスガーに電話をかけてくる女性。精神的な不調を抱えており、事件の真相の鍵を握る人物
  • ミケル:イーベンの元夫。誘拐犯だと疑われるが、実際は彼女を保護しようとしていた
  • マチルド:イーベンとミケルの6歳の娘

2021年リメイク版(ジェイク・ギレンホール主演)との違い

2021年版はアントワーン・フークア監督、ジェイク・ギレンホール主演によるハリウッド・リメイクです。Wikipediaによると、脚本はニック・ピゾラットが手がけ、原作となったグスタフ・モーラー・エミール・ニゴー・アルバートセンのオリジナル脚本をベースにしています。舞台をデンマークからアメリカに移し、上映時間も85分から91分に延びています。基本的なプロット構造(電話音声だけで進行する一室完結型のサスペンス、どんでん返しの構図)はオリジナル版を踏襲していますが、主人公の設定や細部の演出には違いがあります。

2021年版はNetflixで独占配信されており、2018年デンマーク版はNetflixでは配信されていません。「Netflixでギルティを検索したら見つかった」という方は、こちらのリメイク版を観ている可能性が高いです。

どちらを先に観るべきか迷う方もいると思いますが、オリジナルの緊張感を味わいたいなら2018年デンマーク版、馴染みのある俳優で観たいなら2021年版がおすすめです。ストーリーの根幹となるどんでん返しは共通しているので、どちらか一方を観れば結末は分かりますが、演出の違いを比較する楽しみ方もできますよ。

『THE GUILTY/ギルティ』の配信状況(どこで観られるか)

結末を知ったうえで、改めて視聴したい・初めて視聴したいという方のために、2026年8月時点の配信状況をまとめました。以下はいずれも2018年デンマーク版の配信情報で、編集部が各サービスの公式サイトで直接確認したものです。

スクロールできます
配信サービス配信状況備考
U-NEXT 見放題 31日間無料トライアルあり
Amazon Prime Video 見放題 プライム会員特典として視聴可能
Hulu 配信あり 字幕版・吹替版とも配信
FOD レンタル 参考価格500円程度(公式サイトで要確認)
TSUTAYA DISCAS DVD宅配レンタル 旧作扱い。30日間無料お試し期間内なら実質無料
WOWOWオンデマンド 配信あり WOWOW契約者向け。詳細条件は公式サイトで要確認
Netflix 配信なし Netflixにあるのは2021年リメイク版のみ

上記以外(Lemino・ABEMAプレミアム・DMM TV・Disney+)については、2026年8月時点で編集部が配信の有無を明確に確認できませんでした。配信状況は変動しやすいため、視聴前には各サービスの公式サイトで最新情報をご確認いただくことをおすすめします。

見放題ですぐに視聴したい方は、31日間の無料トライアルがあるU-NEXTがおすすめです。

すでに他のサブスクを契約中で、単発でDVDレンタルしたいという方にはTSUTAYA DISCASも選択肢になります。

感想・評価

本作は「電話の音声だけで進行する会話劇なのに引き込まれる」「どんでん返しの構成が秀逸」「主演の演技への評価が高い」といった声が多く聞かれます。一方で「映像的な派手さがなく映画館で観る必然性は薄い」「主人公に感情移入しにくい」という意見も見られます。

派手なアクションやビジュアルに頼らず、電話越しの声と物音だけでここまで緊張感を作れるのかと、編集部としても驚かされる作品でした。85分というコンパクトな尺で一気に見られるので、サスペンス映画初心者の方にもおすすめしやすいです。

よくある質問(FAQ)

『THE GUILTY/ギルティ』の結末をひとことで教えてください

誘拐犯だと思われていた元夫ミケルは無実で、実際に息子オリバーを死なせてしまったのは母親のイーベン自身でした。主人公アスガーも過去に人を死なせた自らの罪と向き合い、事件を通じて告白に至ります。

2018年版と2021年版、どちらを観ればいいですか?

基本的なストーリー構造は共通しているため、どちらか一方で結末は分かります。オリジナルの緊張感を味わいたい方は2018年デンマーク版、馴染みのある俳優で観たい方はジェイク・ギレンホール主演の2021年版がおすすめです。

『THE GUILTY/ギルティ』はNetflixで観られますか?

Netflixで配信されているのは2021年のジェイク・ギレンホール主演版のみです。本記事で解説している2018年デンマーク版はNetflixでは配信されていません(2026年8月時点)。2018年版を観たい方はU-NEXT・Amazon Prime Video・Huluをご利用ください。

『THE GUILTY/ギルティ』は実話ですか?

いいえ、フィクションです。グスタフ・モーラーとエミール・ニゴー・アルバートセンによるオリジナル脚本で、特定の事件を題材にしたものではありません。

『THE GUILTY/ギルティ』が気に入った方におすすめの作品

どんでん返しの余韻に浸ったあとは、似たテイストの作品にも手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

予想外の真相が明かされる系統の作品としては、『シックス・センス』の伏線と結末も見逃せません。

登場人物の「正体」が事件の鍵を握るサスペンスという意味では、『シンプル・フェイバー』も比較しながら観ると面白いかもしれません。

まとめ

『THE GUILTY/ギルティ』の結末は、誘拐犯だと思われていたミケルが実は無実で、真相は精神的な不調を抱えた母親イーベンが息子を死なせてしまっていたという、痛ましいどんでん返しでした。主人公アスガーも自らの過去の罪と向き合い、事件を通じて告白に至ります。「GUILTY(有罪)」というタイトルが指すのは一人ではなく、複数の登場人物が抱える罪であるという多層的な構成が、本作最大の見どころです。

結末を知ったうえで観返すと、序盤の何気ない会話の端々に散りばめられた伏線に気づきやすくなります。「ギルティ 映画 ネタバレ」が気になって検索した方も、ぜひこの機会に本編を通して視聴してみてください。

2026年8月時点の情報です。配信状況・料金は変更になる場合がありますので、視聴前に各公式サイトでの確認をおすすめします。

この記事を書いた人

VOD TIMES 編集部のアバター VOD TIMES 編集部 VOD情報メディア「VOD TIMES」編集部

VOD TIMES 編集部は、動画配信サービス(VOD)専門の情報メディアです。
U-NEXT・Netflix・Disney+・Amazon Prime Videoなど主要VODの公式情報と実際の視聴体験にもとづき、料金・作品数・無料期間などを横断比較。「見たい作品をどこで観られるか」「どのVODが自分に合うか」を中立的な視点で解説しています。
掲載情報は公式発表・作品公式サイトを一次情報として確認したうえで、可能な限り最新の状態に保っています。