『禁じられた遊び』ネタバレ|結末とラストの意味を解説

橋本環奈さん・重岡大毅さんW主演、中田秀夫監督による2023年公開のホラー映画『禁じられた遊び』。結末の意味がわかりにくいという声も多く、「ネタバレ」で検索している方も多いのではないでしょうか。この記事では、映画『禁じられた遊び』(2023年)の結末とラストの意味を詳しく解説していきます。

なお、「禁じられた遊び」というタイトルの映画には、1952年公開のフランス映画(ルネ・クレマン監督)も存在します。本記事で扱うのは、清水カルマさんの小説を原作とした2023年公開の日本のホラー映画です。

📌 結論(2026年8月時点)
  • 息子・春翔が呪文で母・美雪を蘇らせようとした結果、美雪は異形の存在として”復活”してしまいます
  • 実は春翔自身も一度死んで生き返った存在であり、怪奇現象の真犯人だったことが判明します
  • 落雷によって美雪と春翔はともに命を落としますが、3ヶ月後、父・直人が春翔の遺骨に向かって同じ呪文を唱えているシーンで幕を閉じ、”呪いの連鎖”を強く示唆する結末になっています
目次

映画『禁じられた遊び』基本情報

まずは映画『禁じられた遊び』の基本情報を整理しておきます。

公開日2023年9月8日
監督中田秀夫
原作清水カルマ『禁じられた遊び』(第4回本のサナギ賞大賞受賞)
配給東映
レーティングPG12
主なキャスト橋本環奈(倉沢比呂子役)、重岡大毅(伊原直人役)、ファーストサマーウイカ(伊原美雪役)、正垣湊都(伊原春翔役)、堀田真由、清水ミチコ、MEGUMI 他

監督は『リング』シリーズで知られる中田秀夫さんです。今回の『禁じられた遊び』も、日常の中に少しずつ異変が入り込んでくる、じわじわとした恐怖の見せ方が持ち味になっています。

『禁じられた遊び』のあらすじ(ネタバレなし)

物語の発端:直人が息子に教えた呪文

念願のマイホームを手に入れた伊原直人・美雪夫妻。ところが、幸せな時間もつかの間、美雪が交通事故で急死してしまいます。息子の春翔は、以前父から冗談半分に教わった「エロイムエッサイム」という呪文を使い、母を生き返らせようと、庭に埋めた指に向かって唱え続けるようになります。

怪異の始まり:比呂子が目撃する異変

直人の元同僚で映像ディレクターの倉沢比呂子は、葬儀をきっかけに直人と再会します。久しぶりに顔を合わせた直人の様子や、庭で呪文を唱え続ける春翔の不可解な行動を目にするうちに、比呂子自身の身の回りにも奇妙な現象が起こり始め、伊原家をめぐる異変に巻き込まれていくことになります。

ここから先は物語の結末に踏み込んだ内容です。まだ映画を観ていない方はご注意ください。

【ネタバレ】『禁じられた遊び』の結末を解説

美雪の”復活”と正体

春翔が唱え続けた呪文の力が最高潮に達すると、母・美雪は異形の存在として蘇ります。しかし、それはかつての優しい母の姿ではなく、理性を失った恐ろしい存在でした。直人と比呂子は、美雪の”肉体”を滅ぼすため、電車に轢かせるという手段に出ます。

春翔の真実と落雷のラストシーン

物語終盤で明かされる衝撃の真相が、春翔自身の正体です。実は春翔は「一度死んで生き返った」存在であり、これまでの怪奇現象すべての元凶でもありました。直人が母の再生を止めようとすると、怒った春翔が見えない力で父を吹き飛ばし、なおも母を生き返らせようと呪文を唱え続けます。そのとき落雷が母子を直撃し、美雪と春翔はともに命を落としてしまいます。

3ヶ月後のラストシーンの意味

事件から3ヶ月後、比呂子が伊原家を訪ねると、直人が焼け残った息子・春翔の指を庭に埋め、同じ呪文を唱えている場面に遭遇します。土山から何かが蘇ろうとする様子とともに、直人が「もうすぐ戻れるからな」と語りかけるところで映画は幕を閉じます。息子を失った悲しみに囚われた父が、今度は自らの手で同じ過ちを繰り返そうとしている、”呪いの連鎖”を強く印象づける終わり方になっています。

この映画、序盤は「息子が母を想う切ない話」に見えるんですが、後半にかけてどんどん歯車が狂っていく展開が特徴的だと感じました。特に春翔自身が”元凶だった”という真相の置き方は、伏線をしっかり張った上での回収という印象です。

『禁じられた遊び』ラストの意味を考察

『禁じられた遊び』というタイトルは、直人が息子に教えた「冗談の呪文」が、取り返しのつかない悲劇を招いてしまう構造そのものを指していると考えられます。子どもの純粋な願いが、大人の想像を超えた恐ろしい結果を引き起こしてしまう―そんな”願うことの怖さ”がこの映画のテーマといえそうです。

作中で春翔が唱える「エロイムエッサイム」という呪文は、もともとヨーロッパの魔術書に記されたとされる文言で、日本では漫画作品などを通じて広く知られるようになった言葉です。本来は儀式的な意味合いを持つ呪文が、”冗談”として子どもに教えられてしまったという設定自体に、この映画の”取り返しのつかなさ”が凝縮されているように感じます。

ラストで直人が同じ呪文を唱え始めるのは、悲しみに耐えられなくなった人間が、一度目の悲劇から何も学べずに同じ選択を繰り返してしまうことの暗示だと考えられます。「大切な人を失った悲しみにどう向き合うか」というテーマは、死者を弔う・悼むことの意味を問い直す物語としても読み解けるのではないでしょうか。

「死者を蘇らせようとする」というモチーフは、家族を失った悲しみから物語が始まる作品によく見られる構造です。例えば『ヘレディタリー/継承』も、家族の死をきっかけに次々と悲劇が連鎖していく物語で、”喪失”が呪いのように家族を蝕んでいく展開に通じるものがあります。

『禁じられた遊び』原作小説との違い

本作の原作は、清水カルマさんのデビュー作であるホラー小説『禁じられた遊び』です。第4回「本のサナギ賞」大賞を受賞した話題作で、2019年6月に刊行されました。

小説では、主人公・伊原直人がマイホームを購入した直後に妻の美雪が事故死し、息子の春翔が母を蘇らせようとする―という基本の骨格は映画版と共通しています。直人の元同僚である倉沢比呂子の周辺で怪奇現象が起こり、霊能力を持つ美雪の怨霊が現れるという流れも踏襲されています。映画版は、この原作の設定をベースにしながら、中田秀夫監督らしい「日常が少しずつ侵食されていく」映像的な恐怖表現が加えられている点が特徴です。

原作を先に読んでから映画を観ると、同じ出来事でも受け取り方が変わってくる部分があるかもしれません。結末の解釈に迷った方は、原作小説も合わせてチェックしてみるのもおすすめです。

『禁じられた遊び』はどこで観られる?配信状況まとめ

2026年8月時点で、映画『禁じられた遊び』(2023年)の配信状況を編集部で確認しました。

スクロールできます
配信サービス配信状況
Amazon Prime Video 見放題配信中
U-NEXT 配信なし
Netflix 配信なし
Hulu 配信なし
Disney+ 配信なし
Lemino 配信なし
ABEMAプレミアム 配信なし
FOD 配信なし
WOWOWオンデマンド 配信なし
DMM TV 配信なし
2026年8月時点で編集部が確認した限り、『禁じられた遊び』(2023年)を見放題で観られるのはAmazon Prime Videoのみです。U-NEXTやNetflixで配信されているという情報を見かけることもありますが、編集部が主要VOD各社を確認した範囲では、Amazon Prime Video以外での配信は確認できませんでした。

なお、TSUTAYA DISCASでのDVDレンタル可否については、2026年8月時点で編集部側で確認が取れていません。気になる方はTSUTAYA DISCASの公式サイトで直接検索してみてください。

まとめ

映画『禁じられた遊び』(2023年)は、息子が母を蘇らせようとしたことから始まる悲劇が、父にまで連鎖していくという後味の重いラストが印象的な作品です。「大切な人を失った悲しみとどう向き合うか」というテーマを、ホラーというジャンルを通して描いた一作だと感じました。結末を知ったうえで改めて観返すと、序盤の何気ないやり取りに散りばめられた伏線に気づく楽しみもある映画です。

2026年8月時点では、Amazon Prime Videoで見放題配信されています。気になった方はぜひチェックしてみてください。

よくある質問

『禁じられた遊び』(2023年)は怖いですか?

じわじわと日常が侵食されていくタイプの恐怖描写が中心で、驚かせる演出よりも、家族が壊れていく過程の不穏さで怖さを感じさせる作品です。ショッキングな描写が苦手な方は視聴前に注意してください。

『禁じられた遊び』の結末はどういう意味ですか?

息子の呪文によって母が異形の存在として蘇ってしまい、最終的に母子ともに命を落とします。3ヶ月後、父が同じ呪文を唱え始めるラストは、悲しみを乗り越えられなかった人間が同じ過ちを繰り返してしまう”呪いの連鎖”を示唆していると考えられます。

『禁じられた遊び』は原作とどう違いますか?

母を蘇らせようとする息子と、それに巻き込まれる周囲の人々という基本の骨格は共通していますが、映画版は中田秀夫監督らしい映像的な恐怖表現が加えられています。原作は清水カルマさんのデビュー作小説で、2019年に刊行されました。

『禁じられた遊び』はどこで配信されていますか?

2026年8月時点では、Amazon Prime Videoで見放題配信されています。U-NEXT・Netflix・Huluなど他の主要VODでは配信されていません。

2026年8月時点の情報です。配信状況・料金は変更になる場合があります。

この記事を書いた人

VOD TIMES 編集部のアバター VOD TIMES 編集部 VOD情報メディア「VOD TIMES」編集部

VOD TIMES 編集部は、動画配信サービス(VOD)専門の情報メディアです。
U-NEXT・Netflix・Disney+・Amazon Prime Videoなど主要VODの公式情報と実際の視聴体験にもとづき、料金・作品数・無料期間などを横断比較。「見たい作品をどこで観られるか」「どのVODが自分に合うか」を中立的な視点で解説しています。
掲載情報は公式発表・作品公式サイトを一次情報として確認したうえで、可能な限り最新の状態に保っています。