「Amazonプライム・ビデオ(アマプラ)で映画やドラマを一気見したいのに、YouTubeみたいに倍速再生できない…」そんなもどかしさを感じたことはありませんか?実は、アマプラの公式アプリ・公式サイトには標準の再生速度変更メニューがありません。ですが、PC・iPhone・Androidそれぞれで倍速再生を実現する方法があります。編集部で2026年7月時点の公式サイト・アプリの表示や各種ブラウザの最新の対応状況を確認したうえで、端末別の具体的な手順にまとめました。
- Amazonプライム・ビデオの公式アプリ・公式サイトには、標準の倍速再生機能がありません(PC・スマホ・テレビいずれも共通)
- PC: Google Chromeなどの拡張機能を使えば倍速再生できます
- iPhone/iPad: Safariで「デスクトップ用Webサイトを表示」に切り替えることで倍速再生できます
- Android: 長らく定番だったKiwi Browserは2025年1月に開発終了しているため、別の方法が必要です
- テレビ: ミラーリングでパソコン・スマホの画面を映せば倍速視聴が可能です
Amazonプライム・ビデオ(アマプラ)は標準機能で倍速再生できない
Amazonプライム・ビデオは、PCのブラウザ版・スマホの公式アプリ・Fire TV Stickなど、どの端末でも標準では再生速度を変更するメニューが用意されていません。動画を再生しても「1.0倍」のような表示自体が出てこないため、「倍速機能がそもそも存在しない」という状態です。
一方で、Netflix・Hulu・U-NEXTなど一部の動画配信サービスは、アプリや公式サイトに標準で再生速度の変更ボタンを備えています。「なぜアマプラだけ倍速がないの?」と感じる方は、他の動画配信サービスの倍速対応状況もあわせてチェックしてみるとよいかもしれません。

なぜアマプラは標準で倍速再生に対応していないのか
Amazon側は倍速再生を非搭載にしている理由を公式には明らかにしていません。そのため、以下はあくまで一般的に語られている推測にとどまる点をご了承ください。映像や音声の権利元との契約上、再生速度の変更に制限がかかっているケースがあることや、映画・ドラマ本来の演出やテンポを大切にする作品体験を重視している可能性が考えられます。

【PC】アマプラを倍速再生する方法
パソコンでアマプラを倍速再生したい場合は、ブラウザに拡張機能を追加するのが最も手軽な方法です。Google ChromeとMicrosoft Edgeそれぞれの手順を紹介します。
Google Chromeの拡張機能「Video Speed Controller」を使う方法
「Video Speed Controller」は、動画サイトに再生速度の調整ボタンを追加してくれる無料の拡張機能です。アマプラの動画にもそのまま使えます。
Google Chromeでウェブストアを開き、検索窓に「Video Speed Controller」と入力します。
検索結果から「Video Speed Controller」を選び、「Chromeに追加」をクリックすればインストール完了です。
Amazonプライム・ビデオで見たい作品を開き、再生します。画面左上に「1.00」という再生速度の表示が現れます。
キーボードの「D」キーを押すと0.1倍ずつ速くなり、「S」キーを押すと0.1倍ずつ遅くなります。最高16倍速・最低0.7倍速まで調整できますが、実用的には1.25〜1.5倍速あたりが見やすいでしょう。
Microsoft Edgeで倍速再生する方法
Microsoft Edgeを使っている方は、Edgeアドオンの「HTML5ビデオ速度制御」をインストールする方法があります。インストール後、動画再生中に拡張機能アイコンをクリックするとスライダーが表示され、0.5倍速〜2.5倍速の範囲で調整できます。ChromeのVideo Speed Controllerほど速度の幅は広くありませんが、日常的な倍速視聴には十分な範囲です。
倍速再生をするときの注意点
再生速度を上げすぎると、通信環境によっては動画の読み込みが追いつかず、再生が止まったり音声がズレたりすることがあります。速度を上げてカクつきを感じたら、一度速度を下げるか、ページを再読み込みしてみてください。また、他の拡張機能をたくさん入れていると干渉して速度表示が出てこないことがあるので、うまく動かないときは一度他の拡張機能をオフにして試してみるのもおすすめです。
【iPhone/iPad】アマプラを倍速再生する方法
iPhoneやiPadの場合、公式アプリはもちろん、Safariの通常表示のままでも速度調整のメニューは出てきません。ただし、Safari(または他のブラウザ)で「デスクトップ用Webサイトを表示」に切り替えることで、倍速再生ができるようになります。特別なアプリのインストールは不要です。
Safariで「デスクトップ用Webサイトを表示」にして倍速再生する手順
iPhoneの「Safari」アプリを開き、Amazonプライム・ビデオの公式サイトにアクセスしてログインします。リンクをタップして公式アプリが自動で開いてしまう場合は、リンクを長押しして「新規タブで開く」を選んでください。
画面上部のURLバーにある「あA」アイコンをタップし、メニューから「デスクトップ用Webサイトを表示」を選びます。パソコンでアクセスしたときと同じ表示に切り替わります。
見たい作品を選んで再生を開始し、画面のフルスクリーンアイコンをタップして全画面表示に切り替えます。
フルスクリーンにするとiOS標準の動画プレイヤーが立ち上がり、画面上に速度調整アイコンが表示されます。タップすると0.5倍・1.0倍・1.25倍・1.5倍・2.0倍の中から選べます。
なぜChromeの拡張機能はiPhoneで使えないのか
「パソコンと同じようにVideo Speed Controllerを入れればいいのでは?」と思うかもしれませんが、iOS版のSafariやChromeはパソコン向けの拡張機能をインストールする仕組み自体を持っていません。そのため、PCで紹介した拡張機能方式はiPhone・iPadでは使えないのです。その代わりに使えるのが、iOS 15以降のSafariに標準搭載されている、フルスクリーン再生時の速度調整機能です。「拡張機能を追加する方法」と「iOS標準機能を使う方法」は別の手段だと理解しておくと、他の記事を読んだときに混乱しにくくなります。
ピクチャ・イン・ピクチャ中も速度は維持される
倍速に設定した状態のまま画面をピクチャ・イン・ピクチャ(小窓表示)に切り替えても、設定した再生速度はそのまま維持されます。LINEの返信やネットサーフィンをしながらでも、倍速視聴を続けられて便利です。
【Android】アマプラを倍速再生する方法
Androidスマホでは、これまで「Kiwi Browser」を使って拡張機能を導入する方法が広く紹介されてきました。ただし、この方法を試す前に知っておきたい重要な注意点があります。
Kiwi Browserは2025年1月に開発終了している
Kiwi BrowserはAndroidでもパソコン向けのChrome拡張機能が使える便利なブラウザとして人気でしたが、2025年1月に開発が終了し、GitHub上のリポジトリもアーカイブ済みになっています。今後のセキュリティアップデートは提供されないため、新規インストールや使い続けることはおすすめできません。「アマプラ 倍速」で検索すると今もKiwi Browserを紹介している記事が多く見つかりますが、情報が古いままになっている可能性がある点に注意してください。



Microsoft Edge Canaryで拡張機能を使う代替手段
Kiwi Browserの代わりとして使えるのが、Android版の「Microsoft Edge Canary」です。Edge Canaryはパソコン向けの拡張機能ファイル(.crx)を追加できる機能を備えており、Video Speed Controllerのような拡張機能を導入すれば、アマプラの倍速再生に対応できます。
Google Playストアで「Microsoft Edge Canary」を検索してインストールします。
Edge Canaryの「≡」メニューから「拡張機能」を開き、Video Speed Controllerのような再生速度調整の拡張機能を追加します。
Edge Canaryでアマプラにログインし、動画を再生すると拡張機能のコントローラーが表示されるので、そこから速度を調整します。
Edge Canaryはベータ版のため動作が不安定になることもあります。もし拡張機能がうまく動かない場合は、一度アプリを再起動してから試してみてください。
【テレビ・Fire TV Stick】アマプラを倍速再生する方法
テレビやFire TV Stick単体では、アマプラの倍速再生はできません。ただし、パソコンやスマホの画面をテレビに映すことで、倍速再生中の映像を大画面で楽しむことができます。
HDMI接続でパソコン画面をミラーリングする
パソコンとテレビをHDMIケーブルで接続し、テレビ側の入力をパソコンに切り替えます。あとはパソコンでChrome+Video Speed Controllerを使ってアマプラを倍速再生すれば、その映像がそのままテレビに映し出されます。ミラーリング中はパソコンの画面を操作しながら視聴することになる点は覚えておきましょう。
スマホの画面をミラーリングする
スマホとテレビを同じWi-Fiに接続し、スマホのミラーリング機能(画面共有・キャスト機能など)をオンにすれば、iPhone・Androidどちらでも倍速再生中の画面をテレビに映せます。ミラーリング中はスマホを操作できないため、他の作業と並行したい場合はパソコンでの接続の方が使いやすいかもしれません。なお、作品によってはミラーリングに対応していない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
倍速再生でどれくらい時間を短縮できる?
倍速再生をすると、実際にどのくらい視聴時間を短縮できるのでしょうか。60分の動画を例に、速度ごとの目安をまとめました。
| 再生速度 | 60分の動画が終わる時間 | 短縮できる時間 |
|---|---|---|
| 1.25倍速 | 約48分 | 約12分 |
| 1.5倍速 | 40分 | 20分 |
| 1.75倍速 | 約34分 | 約26分 |
| 2.0倍速 | 30分 | 30分 |
1話60分のドラマを10話分見る場合、2倍速なら合計5時間もの短縮になります。空いた時間を他の作品や趣味に使えるのは、倍速再生の大きな魅力ですね。
倍速再生のメリット・デメリット
メリット
- 視聴時間を短縮できる
- 限られた時間でより多くの作品を楽しめる
- 気になる作品を効率よくチェックできる
- 語学学習(セリフの聞き取り練習)にも活用できる
デメリット
- 作品本来の間や演出の魅力が損なわれることがある
- 感情移入しにくくなる場合がある
- 速度を上げすぎると音声や字幕にズレが出ることがある
- 通信環境によっては再生が止まりやすくなる
じっくり作品の世界観に浸りたい映画や、繊細な演技を楽しみたいドラマは等倍速で、情報収集目的のドキュメンタリーやすでに一度見た作品の見返しは倍速で、というように使い分けるのがおすすめです。
ちなみに、動画配信サービスをいくつも契約していて整理したいという方は、解約方法もあわせてチェックしておくと安心です。


よくある質問(FAQ)
- iPhoneでもアマプラを倍速再生できますか?
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できます。公式アプリには倍速機能がありませんが、Safariで「デスクトップ用Webサイトを表示」に切り替えてフルスクリーン再生すると、iOS標準の速度調整機能(0.5〜2.0倍)が使えます。特別な拡張機能のインストールは不要です。
- Kiwi Browserは今も使えますか?
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アプリ自体は起動できる場合がありますが、2025年1月に開発が終了しており、以降のセキュリティアップデートは提供されていません。新規にインストールして使い続けるのはおすすめできません。代わりにMicrosoft Edge Canaryなど、現在もメンテナンスされているブラウザの利用を検討してください。
- 倍速再生すると画質は落ちますか?
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再生速度を変えても、映像自体の解像度や画質設定が下がるわけではありません。ただし、通信環境が不安定な状態で速度を上げると、読み込みが追いつかずカクついて見える場合があります。
- 倍速再生にすると音声や字幕はズレませんか?
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紹介した方法はいずれも動画本体の再生速度を変える仕組みのため、音声・字幕とも速度に連動して変化し、基本的にズレは生じません。ただし速度を上げすぎると聞き取りにくく感じることがあるため、1.25〜1.5倍速あたりから試してみるのがおすすめです。
今回紹介した方法を使えば、PC・iPhone・Android・テレビのどの環境でもアマプラを倍速で楽しめます。もしまだAmazonプライム・ビデオを利用していない方は、この機会に登録を検討してみるのもよいかもしれません。
本記事は2026年7月22日時点の情報をもとに作成しています。Amazonプライム・ビデオの仕様やブラウザ・アプリの対応状況は変更になる場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。









